酵素ファスティング

いろんな断食方法があります。水だけ、半断食、ジュースクレンズetc
コーナーストーンでは酵素断食（ジュースクレンズコース）を推奨しています。
酵素や生のジュースクレンズを摂取しながら断食をすると、驚くほどラクに断食期間を過ごせるでしょう。

ファスティングにこられたお客様には、コーナーストーンで作ったオリジナル酵素をお出ししています。酵素を作るにあたって、オープン当初に、中山ファームより講習を受けて手作りするようになりました。毎年のことですが、その季節の野菜やフルーツを黙々と小さく小さくカットして仕込んでいきます。その年によって野菜やフルーツの出来や味が異なるように、酵素も出来が異なっています。そこは自然からできるものですね。春は野草酵素、初夏に梅酵素、秋には長野産の豊かな果物にきのこや木の実で仕込みます。

車山は標高が高いこともあり春の訪れがずいぶん遅いのですが、5月中旬から6月に摘みに行きます。春の野草酵素は「金の酵素」と言われるだけあって酵素の中の王様級！体に必要な栄養を取り込むことができます。また芽吹き時の生命の力強さを飲むことができます。味は青臭いのではと思われますが、不思議とフルーティで美味しいですよ。コーナーストーンから車も通らない遊歩道へ摘みに行くんですが、毎回たくさん摘める訳ではなく…希少になります。そして年によっては、野草を摘みに行けずじまの時も。

手積みの野草（コゴミ、わらび、ヤマブドウなど）

初夏には、南高梅を仕入れ、あとは地元で手に入る季節のフルーツを合わせて作ります。ちょっぴり綺麗なピンクに染まっているのは、長野県特産のルバーブを入れています。滞在者にお出しする酵素は、とってもスッキリ飲みやすいこともあって、この梅酵素が多いです。

6月に大量購入する南高梅

作り方は、とにかくたくさんの野菜や果物を入れます。野菜などには必ずアクがあり、アクはアクで打ち消すためにたくさんの種類を入れたほうが良い酵素になると言われています。細かく切ったフルーツ、野菜に酵素の種菌を入れ、毎日1−２回混ぜて、１週間。そのあと、荒濾し、本濾しを経て、また１週間寝かせます。車山の初夏の気温は２０度を超える時はわずかで、ゆっくり良い状態で発酵していきます。この寝かしている期間に、お天気が続き発酵が行き過ぎるとお酒になってしまうこともあって緊張します。仕上がった酵素は、ボトルに詰めて冷凍庫に保管しています。皆様にお出しする時は、前日から解凍してお出ししています。なぜなら、発酵時と同じように、気温の変動で発酵が進みすぎるとお酒になってしまうからです。

手間暇のかかる酵素ですが、実は自分で作った酵素が一番、自分の体に適しています。なぜなら、健康な自分の常在菌を取り入れることができるからです。もし興味のある方は、酵素作りにチャレンジしてみてください。